当ブログでは、
マスコミ業界で働く
コティマム&ジェイソン夫婦が、
業界"ナイショ話”と共に
「言葉の使い方」や
知ると面白い「なるほどネタ」を
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こんにちは
妻のコティマムです
きょうは、
ちょっと業界話を
みなさん、
「キンコンカンコン」
と聞くと、
何を想像しますか?
学校のチャイムですかね?
一番想像しやすいですよね。
実は、
たまーーになのですが、
記者たちは社内で
作業しているときに、
この
「キンコンカンコン」
を聞くことがあります
会社で使っている
チャイムではありません。
同じ時間、
同じタイミングで、
全国の記者たちが
一斉にこの音を
社内で聞くのです。
そして、この音を聞いた瞬間。。。
記者達は血の気が引き、
身震いします
「大変なことが起きた!」
と
そして、怒涛のように
取材に出発します
重大ニュースを告げる共同のピーコ
この
「キンコンカンコン」は
一体なんなのか??
これは、実は、
「共同通信の速報」です。
通常は
「共同のピーコ」と呼ばれます。
↓以前、
こちらの記事でも書いたのですが、
共同通信は
全国のテレビ局や新聞社に
速報やニュースを届けています
事件や政府の発表、
訃報などの第一報は、
各局各社、共同通信社からの速報で
知ることがほとんどです
各社はその共同通信が
配信する内容をもとに
取材や裏取りに
乗り出すことが結構あります
この共同通信のニュースは、
各新聞社やテレビ局についている
スピーカーから
「ピー」や
「ピーコーピーコ―」という音色と
ともにアナウンスされて、
(※この音色から【共同のピーコ】と
呼ばれています)
「あ、○○さんが亡くなったんだ」
「衆議院が解散した」
などの第一報を知るわけです
(もちろん、各社独自で
共同通信より早く知っている
ところもあります)
通常の、まぁいわゆる
緊急性のないニュースの場合は、
「ピー」とか、
「ピーコーピーコ―」なんです
これが、
「キンコンカンコン」という
チャイムになるときが
たまーーーーにあります
それは、
超超超大事件や
重大ニュース
のとき。
例えば、
古くは日本航空123便墜落事故や
911の同時多発テロ、
阪神大震災や311などの震災系。
戦争など。
コティマムも
2016年に熊本で震度7が発生したときに
社内で「キンコンカンコン」を聞き
身震いしました。
去年の安倍晋三元首相の銃撃でも
鳴ったそうです。
クライマーズ・ハイでも流れる場面が
ちなみに、
ニコニコ動画を見てましたら、
なんと「共同のピーコ」の音が
紹介されてたんですよ
通常の「ピー」や
「ピーコ―ピーコ―」はもちろん、
重大ニュースのときの
「キンコンカンコン」
も入っていました
この
「キンコンカンコン」の
音を聞くと
今でも「びくぅっ」となり
ドキドキします
「共同のピーコ」、
聞いてみたい方は
こちらからどうぞ↓
(まさかニコ動に上がっているとは……。
コティマムも聞きながら
ビクッとしてます)
↑学校のチャイムより
速い速度で鳴ります。
先述の「日航機事故」に関しては、
日航機墜落の一報を聞いて
取材に走る地方新聞記者たちの様子を
描いた映画「クライマーズ・ハイ」で、
この
「キンコンカンコン」が
実際に流れています。
「キンコンカンコン」の
第一報で社内が一斉にざわつき始め、
慌ててデスクや編集長が指揮をとり、
記者たちが現場に走る
緊張感が描かれています。
大事故、大事件のときの
ドタバタ感と緊張感が
凄く伝わるので、
ぜひ見ていただきたい作品です
ちなみに、
悲惨なニュースや事故だけでなく、
雅子さまご成婚などの
国家的におめでたい話のときも
「キンコンカンコン」が
鳴ります。
今日は記者がドキドキする
共同ピーコのお話でした
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