のどかが私の実家にお泊りし(のどかは1人でお泊り平気です)
夫が早朝ゴルフで、大河と2人きりで迎えた土曜日の朝
「朝ごはん何食べたい?」と聞くと「パン!」という返答。
あ~、でも今日は家にパンないんだよね~。
「じゃあ、一緒に買いに行こうよ」と言われたものの、
スっピンで部屋着だった私は外出する気ゼロ。
「大ちゃん、1人で買ってくる?」と冗談で言ってみたら
「いいよ。じゃあ地図書いて」とあっさり。
いや~…いやいやいや
パン屋さんまでは片道10分はかかるし、途中車の通る道もあるし、
買う時はトングでパンを掴んでトレ―に乗せて
レジまで持っていかなきゃいけないんだよ?
今までやった事ないじゃん!無理だよ~
打って変わって弱腰になって次々にハードルを提示する私に対して
大河は「大丈夫だよ。大河くん出来るよ!」の一点張り。
色々話している内に私も、
ここまで言うならやらせてみようか…?
という気持ちに変わっていきました。
そうと決まれば話は早い。
紙にパン屋さんまでの行き方の地図を書いて説明。
そして、
・車の通る道は左右を確認、手を上げて渡ること。
・パンのチョイスは大河任せでいいので5個買ってくること。
・トレ―にパンを乗せる時にもし落としてしまったら
お店の人が「いいよ」と言ってくれてもお金を出して買い取ってくる事。
以上を約束させて、ポシェットに千円入れて持たせました。
「いってきます!」
こっちが心配になるくらい余裕の笑顔の大河。
そして何度か見送る私に手を振った後、後ろを振り返る事なく
スタスタと歩いて行ってしまいました。
もちろん家で待ってるハズのない私は大河が角を曲がった瞬間ダッシュ
時々立ち止まって地図を広げながら、どんどん歩いていく大河
その後ろを電柱や街路樹に隠れながら追跡するどスッピン女。。
傍から見たら怪しさ満点だろうなぁ…
無事パン屋さんに到着した後も、向かいの道から観察
ガラス越しに店員さんとお話しながら
店員さんに手を振りながらお店を出てきた後は、足取り軽く家路へ。
その手にはちゃんと買ってきたパンの袋が…。
その姿を見た時に(もう1人で買い物出来るようになったんだなぁ。。)
ちゃんと教えた通りの道を歩き、車が通る道を横断する時には
左右を確認して手を上げて渡る大河
これなら1人で歩いても大丈夫そう
さぁ、ここまで来たからには追跡していた事を知られる事なく
家で待っていた風を装いたい。
そこで、大河が安全な道に入ったのを確認してから猛ダッシュ
先廻りして間一髪、大河の前に家に入る事ができました。
帰ってきた大河を「おかえり~」と笑顔で迎えつつも息がゼイゼイ
「ちゃんと買ってきたよ!」
私の苦労を知る由もなく、自慢げに戦利品を机の上に並べる大河。
頼んでいたパン5個と、お釣りと、道の途中で摘んだねこじゃらし草と、
くしゃくしゃになった地図。
よくがんばったね
少なくとも私は幼稚園生の頃に1人でおつかい出来なかったので
全く泣きごとを言わず(むしろノリノリ)1人で買ってこられた大河を
素直にスゴイ!と思いました。
とりあえず大河の『はじめてのおつかい』大成功です
親が怖がってやらせないだけで、実は子供が出来る事って
いっぱいあるんだろうなぁ。
これからもフォロー出来る範囲で色んな事にチャレンジさせていきたいです