さて水原駅までやって来た訳ですが、昼食を求めて駅舎を出たら、食事のことなど忘れる訳で…
駅舎はかなり立派で、AKプラザ(愛敬百貨店)が入居する「民資駅」のようです。駅前では交差点改良工事が行われており(3年前も工事してたような…)、その前後の道路は整備が完了している様子。よく見たらバス用のプラットホームがあります。
結構しっかりとしたバス乗り場ですが、駅前へ乗り入れる系統が非常に多いので歩道設置の停留所も多く残っています。各停留所にはBus Information Systemのモニターが付けられており、バスの接近状況は簡単に確認できます。しかしバスはひっきりなしにやって来ます。本当に切れ目がないほど。往年の福岡を見るような感じです。
いやいや、バスに酔いしれている場合ではなく、昼食を摂りに来たんだと我に返り、周辺を捜してみますが意外と「これは」というものがなく、ふらっと入った路地でまた我を忘れることに…
市場ですよ市場!こういうの大好きなんですよ…
漢字が多く、簡体字も混ざっているため華人街っぽい場所のようです。韓国らしい露店も多くありますが、漢方薬やら微妙な乾物を売る店もあり、なんだかワクワク…。とはいえ一人なので買い食いするのも気が引けて(韓国だと一人分だけの買い物を嫌う店が多いようで)、見学のみ。しかしティギム(韓国風天ぷら)、食べてみたかったな…
(ティギム屋台)
で、歩いていたら見つけてしまった狗肉料理店…
(中華系のお店?)
狗肉店については、この市場だけでなく他の市街地や住宅地内にもあったので、水原市ではそれなりにポピュラーなのでしょうか…
ということで市場をひとしきり見て回った後、駅前通りに出て旧市街へ向かうべく、歩を進めます。
駅前の通りは少々雑多なオフィス街という様子ですが、道を渡って北側の路地へ入ると少し近代的な繁華街。飲食店と雑貨屋が混在するような雰囲気です。ぶらぶらと歩を進めていたら繁華街を抜け、住宅地に入ってしまいました。韓屋ではなく高度成長期初期の近代化住宅ですが、煉瓦とベランダ等の装飾が韓国らしい雰囲気で、なかなかいい散策コースです。
閑静な住宅地を歩いていたら、日本人には珍しいロータリー交差点(ラウンドアバウト)が出現。
動画はコチラ http://www.youtube.com/watch?v=d2xlG45p1og
ここは5叉路ですが信号はなく、自動車は各道路からソロソロと片周りのロータリーに進入し、くるっと回りながら目的の道へ抜けてゆきます。交通量がさほど多くなければ結構有効な交差点処理で、日本でも最近は再導入が進められています。事故を心配する声もありますが、あの「せっかち」な韓国人でも大きな問題なく使いこなしているんですから、心配することはないのかも(苦笑)。
ここからは小山にへばり付くような住宅地を登り、旧市街へ向かいます。
結構いい雰囲気の住宅地なのですが、坂道がキツい…
さらに住宅が途切れてからは本格的な山越えとなり、暑さに朦朧となりながら登ってゆきます(暑さで写真取るの忘れてました)…
山を越えれば、いよいよ旧市街が見えてきます。
(つづく)