韓国のりもの見学ツアー その12(最終回) 早朝の仁川まちあるき | せき@息抜きブログ

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交通・まちあるき・まちづくり的な独り言を、時折ボソっと。
最近は介護ネタも出てくるかも。

さて長期間にわたって連載しました2013年3月の訪韓レポート、これでようやく最終回です(苦笑)。

釜山・釜田駅から夜行列車に乗り、降りたったのはソウル市北東部にある郊外ターミナルの清涼里駅。ソウル駅ほど壮大ではありませんが、それなりに大きな列車ターミナルです。

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ここから中央線の電車に乗り換え、龍山駅で更に1号線に乗り換えて、仁川駅まで向かいます。
同じ清涼里駅でも、電車ホームは「清涼里駅」という駅名になっています。列車用の「清涼里駅」にある「電車(地下鉄)駅」という扱いですね。地下鉄ソウル駅でも同じ表記が見られたかと思います。

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中央線電車、路線図を見ると自転車マークが。どうやらサイクルトレイン的な列車が走っているようで、その案内でしょうか。
そうこいしているうちに龍山に着き、1号線の急行電車に乗り換えて、東仁川駅までかっ飛ばします。途中の駅でホームドアを線路側からパチリ。センサーが付いてるんですね。

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急行は東仁川駅までしか行かないため(繁華街最寄駅は東仁川)、一駅先の終点へは後続の各停に乗り換え。合間に電車見物をしていましたが、鋼製車はかなり傷んでますね…

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ということで終点の仁川駅に到着。頭端式の駅で、地方私鉄の終点といった印象。やってくる電車は20m×10連の地下鉄型ばかりですが、鄙びた雰囲気。駅舎も韓国としては古びたもので(それなりに立派ですが)、自動改札こそありますが今は無人駅。

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駅前は小規模ながらバスターミナルもあり、近い将来はKORAIL水仁線が乗り入れてきたり月尾モノレールとの接続駅ともなることから結節点として再開発されるかも知れません。月尾モノレールは恐らく開業しないでしょうけどね…

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駅前広場には碑がありました。朝鮮半島における鉄道の第一号路線なので、それを記念したものだと思われます。駅前は、中華街。韓国唯一の華人街だそうです。

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名物料理はチャジャンミョン。中華料理のジャージャー麺に似た料理ですが、全く違う姿に進化したようです。韓国全土の中華料理店での定番料理で、韓国の国民食と言えるほどポピュラーな料理だそうですが、発祥はここ仁川とされていて、各店ともチャジャンミョンを前面に押し出しています。真っ黒な餡が掛かった写真がドカンと掲示されるのは、中華風というより韓国風ですかね。早朝なのでどこも店を開けておらず、散策しかできないのが残念。
ぶらぶらしていると、近代洋風建築がちらほら。

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近代化で開港されたことで外国人の居住も多かったようで、その関係か洋館が時折現れます。あまり大事にされている訳じゃなさそうですが…
しかし丘を降りて旧港湾地区に目をやると、煉瓦倉庫を転用したアートセンター的なものが整備されており、近代洋風建築に全く興味が無い訳でもなさそう。

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そんなこんなを見ながら歩いていて、ふと気が付くと飛行機ギリギリの時刻!当初は路線バスで空港へ向かう予定でしたが、急遽タクシーに変更。

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何とか捕まえて、バスと違ってショートカットルートをかっ飛ばします。いやはや早い速い!元々の最高速度も違いますが、とにかく飛ばしてくれます。有難いことにじゅうぶんな余裕を持って空港着。事前交渉で36,000ウォンとなりバスよりかなり高くつきましたが、メーターとの誤差も少なく高速料金とかを考えたら良心的な価格かと。運ちゃんコマッスミダー!

ということで、バタバタとピーチに乗って大阪へ帰ってきたのでした。

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さてワタクシ、実は5月にも訪韓しておりまして(苦笑)、これまた濃い行程でしたので改めましてレポートします。
とりあえず、「韓国のりもの見学ツアー」は、これにてお開き。ご覧いただき、ありがとうございました。