さて前回の記事アップから時間が経ってしまいましたが、春めく中あらためて冬の話題を…
さて石狩市街へバスで向かった私ですが、待受けていたのは北の洗礼でした。
バスは終着の石狩庁舎前に着き、降車するも完全に雪の中。足元がどうなっているのかすら分からず、とにかく沈まないよう滑らないよう慎重に降車。寒いわ吹雪いてるわで、西日本で育った私にとっては「ここは地獄か?」と思ってしまうような環境。
しかし道産子は慣れたものなのか、広場ではイベントが開催されており結構な人出があります。食べ物はともかく、この気候で屋外ショーをやってるのが、何とも…。道産子、恐るべし。
軽く食事などしながらイベントを楽しむも寒さに耐えられず、軟弱者は改めて札幌市街へ向かうべく、バス乗り場に向かいます。
官公庁の前だというのに吹き曝しのバス停のようで、雪を踏みしめた獣道状の歩道にバス待ちの人が数人。待合所とかないのかな?とキョロキョロしてみたら、雪に埋もれた青い小屋が…。バス待合所なのか、駐車場の施設なのか。見極めようとしましたが埋もれているので中に入れず、そうこうしているうちにバスが来たので乗り込みます。
車窓から見ていると、さすがに上り(札幌市街)方面にはバス待ち小屋が多くのバス停に設けられています。これだけ雪が降るなら必須の施設なんでしょうね。一部には雪が吹き込んで埋もれかけていたり、小屋のない吹き曝しバス停もありましたが…
さてバスは石狩市街を出て、比較的高規格であろう道(雪に埋もれているので何も見えないのですが…)を地下鉄麻生駅方面に向かいます。これがバスのメインルートのようで、朝ラッシュ時にはバスレーンが設定されています(郊外側は優先・札幌市内は専用)。
この道路が、石狩モノレールの導入空間ということになるのでしょうか。沿道は割と市街化している&とにかくこの雪なので、軌道系が欲しくなる気持ちは分かりますが、拠点性を持つ地域がなく(特に石狩市街は薄く広く展開している)、どこに駅を…と思ったり。実際には駅が出来れば一定の集積が進むのでしょうけどね。
などと思いながらバスに揺られ、麻生駅に到着。バスは北海道名物の表示幕。さてこれは麻生駅行き?花畔ゆき?
麻生の駅周辺は結構賑やか。JR線の駅も近くにありますし、モノレールの駅が出来て周辺をうまく整理できたら、本格的な副都心にできるかも…と思いながら、まずはバスターミナルへ向かいます。
バスターミナルとしては、まあ「普通」な感じでしたが、ここは地下鉄の駅とセットで作られ、当初から乗り継ぎを前提とした交通整備が図られたことが一番の特徴でしょうか。もっとも市バスの再編などでバスターミナルより周辺道路での発着が増えているようですが、それをカバーすべく「バス乗り場の案内図」が掲示されていたのは便利でした。
そう言えば、地下鉄の出入り口が何となく共産圏チックだったのが、妙に印象に残りましたデス。
ということで、ホッカイドーの雪中行は終わり、遅ればせながら会合に出て帰国したのでした。
いやはや、豪雪地帯で市街地という環境は、思った以上に凄まじいものでした…