ソウル訪問記 その7 ソウル駅うろうろPart2 | せき@息抜きブログ

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さてソウル駅の列車ホームなどを見てきた訳ですが、今回のソウル駅訪問は「もうひとつのソウル駅」を見るためでもあったのです。
前回のブログにも書きましたが、ソウル駅には中長距離列車が発着するホームの他に、都市近郊電車が発着するホームが用意されており、平日朝夕ラッシュ時の 通勤急行が発着しています。
韓国では、都市圏輸送を行う近郊電車は「首都圏/広域電鉄」と区分され、ソウル市の地下鉄ネットワークと一体化した運行となっているため、ソウル駅では地下鉄1号線のホームに発着するのが本来の姿なのですが、朝夕ラッシュ時には列車用の線路を使って「急行電車」を増発しており、列車用の地上駅に発着する形になっています。さて、その「電車駅」としての地上ソウル駅を見にきたのです。

さてソウル駅地上ホームなのですが、急行電車は「都市圏電車」なので当該列車発着時は「地下鉄ソウル駅地上ホーム」という扱いになり、地下鉄の改札を経由してホームへ向かうこととなります。
地下鉄1号線ソウル駅駅(誤記ではなく駅名が「ソウル駅」なのです)の改札を入ると、普段はシャッターで閉ざされている通路が解放されています。看板には大きく「天安行急行」と書かれ、地上ホームからの急行電車が案内されています。さて私も通路を通り、地上ホームへ向かいます。

KOTONOHAな毎日   KOTONOHAな毎日

この連絡通路、普段はKORAILの業務用通路として使われているようで、装飾はあるのですがどうにも社員向けの啓発というか鼓舞するような内容で、少々の違和感が(苦笑)。もっとも通行する人は通勤通学での利用だからか一向に気にする様子もなく、みなホーム目指して足早に向かいます。

KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日

さて階段を登り、ホームに辿り着くと、先ほどまでは階段側を閉ざしていた可動柵が列車ホームへの連絡通路を閉ざしています。よくできた構造ですね。出口案内サインは不思議な誘導をしているなぁ、と思ったのですが、同じホームにヌリロ号(列車)と急行電車(都市圏電車)が発着するので、ヌリロで着いた人は左に曲がって列車ホームへ、急行電車で来た人は地下鉄(メトロ)の駅へ行ってね、ということなんですね。

さて、ホームにはお目当ての「急行電車」が停車中でした。

KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日

この急行電車はソウル市内区間は列車線を走行し、KTXやセマウルも停まる龍山・永登補駅も通過する速達型で、種別表示は緑色とされ通常の急行電車と区別されています。またソウル郊外区間に入ると、通常の急行は通過する駅にも追加停車したりと、ソウル市内-近郊エリアを結ぶ列車に特化した運行になっています。普段は見られないソウル地上駅での通勤電車の姿、同じ車両でも風格が漂う…かな?

KOTONOHAな毎日

ということで、この急行電車に乗り、ソウルの南70キロにある平沢駅まで向かいます。

(つづく)