ことだま歳時記
七月は「山開き」と「七夕」でした
七夕といえば短冊
いまはスーパーなどでも用意されて
いますよね
あの短冊に願い事書いていますか?
あれが欲しい、これが欲しい
どこそこに行きたい
そういう願い事を書いていませんか?
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七夕の願い事、かないやすいのは〇〇の上達
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七夕は書道の上達を願うもの
という定説がありますよね
聞いたことはありますか?
江戸時代「読み書きそろばん」が
必要な知性であったころ
書の上達七夕に願う風習があったのです
もっとたどれば水辺で穢れを清め神様のために
機を織る女性たち「棚機津女(たなばたつめ)」のお話も
ここに意味を持たせてきました
機織りの技術向上を願う
ひめ神さまたちも天上では
機織りをなさっている
神様も働いている
日本の神さまの特徴のひとつです
では、現代の私たちは短冊にどんな願いを書けばよいのでしょう
あれが欲しい、これが欲しいという我欲ではなく
書の上達のように、技術の上達を
願うのが良いとされていますよ
技術が上達すれば、多くの人に
貢献できる=喜ばれる
我欲ではなく、技術をもって
貢献できる人になれますように
そこが大きなポイントですね
ですから
学んでいることがあるなら知識の向上を
技術なら、腕の上達を
今年の短冊はその先の人への
貢献まで考えて願い事を書いては
いかがでしょうか?
そして大事なこと
「書いたら忘れる」
執着は手放しましょう
あとは神様に、天にお任せで!
こういった日本の智慧、風習
あなたのお子さん
お孫さんにも
語り継いでくださると嬉しいです
※おまけとして※
この写真はお世話になっている方のお宅に
飾られている古いふくさです
蚕を育てるところから機織りまでが
刺繍で描かれている、貴重なものですよ
じっくりご覧あれ
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