土室川林用軌道・3 | トリブログ

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とにもかくにも道が好き。
廃道と隧道、地形図と運転を愛する石井あつこが廃道のことを綴るブログです。
たまに温泉や着物、日常の話もするかも。

土室川林用軌道・2の続き

 

枕木や路盤はなくなってしまっているが、レールだけはしっかりと残っている。

というか、レールが多め。

護輪軌条でもなさそうだし、いったいなんだろ。

 

萌えるなー。

 

土室谷は、そのゆるやかな渓相から女性的と「大菩薩連嶺」岩科小一郎著には書かれている。まったくその通りで、流れ込む小沢も穏やか、荒れたガレ場もなく、ちょっと肩すかしな程歩きやすい。


おおお、ここは枕木がかなり残っているぞ。

どんな桁や橋脚だったんだろう。ああ、あと10年早く生まれていれば。いや、違うな、10年前の私にもっと思い切りがあれば、もっと原形をとどめた橋達を見ることができたのだろう。

あまりに印象的なレールの姿だったので、ちょっと離れて全体を見てみた。

振り返って撮影。この沢は軌道の付け替えがあったのか、橋台が2ヶ所残っていた。石積みの橋台はけっこう立派で、橋が架かっていたころはかなり目を惹く景観だったろう。

 

終点まであと少し。

 

 

 

続く