土室林用軌道・1の続き
さて、ちょっとワープ。林道を進む。
林道は延伸工事が行われているようで、地形図に描かれているよりも奥まであった。将来的には南にある林道と接続して周回できるようにする計画らしい。
↓この地形図の赤い線は土室川林用軌道の想定位置(書くの苦手なのであまり正確ではありません)。
点線にしている部分は通常水没している。
この日の探索では
「地形図に描かれた林道終点付近の沢から軌道跡に下り、大沢・ト沢出合の軌道終点まで歩く。折り返してヒロヨシ沢まで軌道跡を辿り、ちょっと戻ったところから適当に登って林道に復帰(↑図のオレンジ)」
というコースでしたが、わかりにくいのでブログでは
「ヒロヨシ沢から終点まで(↑図のブルー)
の順で写真を載せていきます。
ということで、ヒロヨシ沢右岸。
橋は落ちているが、かろうじてレールは2本とも対岸に渡っている!むふふ、いいねぇ。
いったん林道に戻って左岸からまた降りるとか、沢に下りて渡渉して登ればいいとか、ここから先に行くかどうか検討した。が、軌道跡はまもなく水没してしまうということがわかっていたので、この日は探索していない。
小さい切通しがかわいい。
ここは桟橋だったか。
全体の中で1番状態の良かった橋。
レールはもちろんのこち、木桁が残ってる!枕木も!これはたまらない。
ということで記念写真もパチリ。
素敵な景色が続く。
この林用軌道は大月林務事務所の管轄で、最後まで機関車は入らず、牛牽きであったという。ここを牛が木材を積んだ山トロを牽いて歩く姿を想像する。
ああ、こんな軌道を歩けるなんて幸せだなぁ。顔のにやけがとまらない。
小さな沢。橋はもうないけど、石積みの橋台とレールが残っている。
よっこらしょっと沢を渡る。ふおお、レールに枕木が!これは嬉しい。
そして沢にもレールが落ちている。なぜ。トワイライトゾーンマニュアル5のP174に「積み込み用側線の跡だろうか、いくつかある木橋の脇にポイントが残っていた」と書かれている。そのレールだろうか。