昔、野湯や秘湯と呼ばれる温泉が好きで大好きで、暇さえあればネットサーフィンで情報収集していた時期があった。いまでも温泉は好きだが、以前のように温泉を目的に旅に出る機会はかなり減っている。
それでも、通りすがりに温泉や鉱泉があるとついつい寄ってしまう。
6月の北海道旅。序盤は国道229号を廃道に立ち寄りながら北上していた。
島牧村まで来たとき、見覚えのある小屋を見かけた。
あれー、なんか見たことあるな。
うーん。
・・・あ!むかーしネットでみた湯の崎鉱泉の小屋だ!
思い出した時には3キロくらい通り過ぎていたが、急ぐ旅ではないのでUターン。
小屋へ戻った。
記憶の小屋より荒れている。扉も開いてる・・・。
コンクリートの槽から溢れて・・・はいないけど、小屋の中も前も鉱泉でびしゃびしゃだ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180718/13/kotokotori-kotokotori/26/95/j/o0960054014231266635.jpg?caw=800)
もともと湧出点に槽を設置したようなので、もともとの場所以外からも湧くようになっただけなんだろう。
昔は柄杓があったので、このコンクリートの槽は浴槽ではなく汲み上げる為の溜め槽と考える。なので、ここに入る訳にはいかないし、そもそも冷たくて厳しい。でも、せっかくだし、、と持っていた水筒に汲み、タオルを濡らして顔と手を拭いた。朝から海岸ちかくの廃道を歩き、髪も肌も海風でこわこわになっていたので、やたらと気持ちよかった。さっぱり満足。
飲まないけど、少し舐めてみる。無味?酸味があるような気がしたけど気のせいかも。
荒れたのはここ5年以内のようだ。ここはこの先どうなっていくのだろうか。また立ち寄りたい。