上巻2002年1月16日DVD発売
下巻2003年1月8日DVD発売 チラシ
黒船来航により、不安が広がる幕末の江戸。奉行所の大々的な夜鷹狩りの最中、女髪結いのおそのが夜鷹として捕らわれた。その場を目撃した村雨の大吉は同心に斬り付けられるが返り討ちにする。そこへ中村主水が現れ2人に緊張が走る中、突然、主水に謎の男が襲い掛かる。互角の腕で斬りあう2人の隙を見て大吉は逃げ出し、主水の同僚が来た為、謎の男も退散する。
翌日、見回り中の主水は怪しげな商売をしていた半次、おきんと再会。主水は2人に再び裏の仕事をしないかと持ちかける。2人は承諾するものの人手がおらず、主水は昨夜襲ってきた男と大吉を誘おうと考える。一方、北町奉行所に、おそのが夜鷹に間違われ捕まったと訴え出る老人が現れる。奉行所は相手にしなかったが、主水はこっそり老人を娘に会わせる為に牢に連れてくる。しかし娘は牢におらず、主水は悪事の臭いを嗅ぎ付ける。
やがて与力の高畑と近江屋が結託して、妾奉公させる為におそのを攫ったことが分かる。主水は大吉と、自分を襲った男・糸井貢を見つけ出し、裏の仕事を持ちかける。元・殺し屋の大吉は主水の誘いを受けるが、貢は十手持ちの主水を信用しきれず断る。
主水たちは、おそのが水口藩の屋敷に捕らえられていることを割り出すが、その矢先、彼女は殺されてしまう。事態を知ったおそのの父親は盗みを働き、五両の金を工面。恨みを晴らして欲しいと貢に託し、奉行所に連行される。貢は預かった金を主水に託すが、仲間になることは断る。
夜、悪人たちが集まった料亭で主水は高畑を、大吉は近江屋を仕留める。貢は実際に殺しを見て主水を信用し、残る水口藩家老の湯川を仕留める。
翌日、せんの夫の十三回忌が開かれる。出家した次女のたえは情夫の大吉を連れ、三女のあやは夫の貢を連れてやって来る。そこで主水、大吉、貢の3人は互いに義兄弟だったことを知るのだった。こうして結成された仕留人チームは弱者の恨みを晴らしていく。