お父さんとお母さんを呼び出して

の続き








中学校を卒業したら、ドラゴンゲートでプロレスラーになる。



そう決めてからは、全てがプロレス中心の生活

(どうやったら強くなれるか?)
ということばかり毎日考えていました。


学校には、制服の下に2キロの砂袋を付けて登校し、

ある日、タンパク質を摂れば筋肉が付くということを知りました。

どうやら給食の時に出てくる牛乳には、タンパク質が豊富に含まれているみたいです。


学校では休んだ人の余った牛乳をもらえるため、

(誰か学校休め。出来れば複数人休め。)

と、牛乳を一本でも多く飲むために、友達の体調が悪くなることを祈っていました。



格闘技系の部活がしたかったけど、学校に格闘技系の部活が無いため、1番練習がキツいと言われる野球部に入ります。

僕は野球に全く興味がありませんでした。
セリーグとパリーグの12球団は未だに言えません。

でも憧れのプロレスラーに一歩でも近づくには、少しでも体力を付けた方がいいと思い入部しました。

野球部では最初5キロのロードワークがあり、その後筋トレをして、その後キャッチボール〜ノックといった順番で練習を進めていました。

僕の練習は筋トレまでで全てを出し切って終わりです。

ノックやバッティングの練習はプロレスラーになるのに何の意味も無いと思っていましたので、3年間手を抜き続けました。

ボールを使った練習に全く興味が湧かなかったのです。

とにかく前半のロードワークと筋トレに全てを賭けてました。

その甲斐あってか、校内のマラソン大会で優勝したり、陸上部の駅伝大会にスカウトされたりということはありましたが、

野球部時代レギュラーに入ったことはありませんし、それを悔しいと思ったこともそこまでありませんでした。


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