僕の歴史的瞬間

の続き







GAORAチャンネルで初めてドラゴンゲートの試合を観てから数日後

居ても立っても居られなくなって、
僕はお父さんとお母さんを呼び出した。



琴「お父さん、お母さん話があります」


息子からの初めての呼び出し。
2人は不思議そうにしながらも、聞いてくれた。



父「どうした?」


琴「僕、プロレスラーになる事を決めました」


母「うん。それで?」


琴「だから僕、中学校を辞めます」


この前、両親に会って思い出したけど、僕は涙をボロボロ流しながらそう主張したらしい。

今思えばすごく極端だけど、
真っ直ぐすぎて自分で自分に関心してしまった。


母「中学校は義務教育だから、辞めることは出来ないよ」


そんな事は分かっていた。

でも、今すぐプロレスラーになりたい

あのリングで戦いたい

なんで僕は中学校なんかに通ってるんだ

学校に通っているのなんか時間の無駄だ

今すぐドラゴンゲートの選手達と戦わせてくれ

13歳の僕は本気でそう思っていた。

だから親2人を呼び出して主張した。中学校を辞めて今すぐドラゴンゲートに行かないと頭がおかしくなりそうだった。



その後、どういう風に両親が僕を説得したかは覚えていないけど(今度帰ったら聞いてみます)
僕は今すぐ学校を辞めることを踏み止まったらしい。

でもその後2年間は、ずっと我慢しながら中学校に通っていた。

とにかく1秒でも早くドラゴンゲートに入りたかった。

早く卒業させてくれ。
毎日そう思っていました。


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ドラゴンゲートに入りたい一心で野球部に入部