ドラゴンゲートに入りたい一心で野球部に入部

の続き









中学生時代

皆さん昼休みはどのように過ごされていましたか?

バスケ?サッカー?鬼ごっこ?



僕は、

「プロレス団体を旗上げするんじゃあ!!」と、大仁田厚さんのマネをして数人の所属選手(同級生の一部のプロレス好き)を引き連れ、


音楽室プロレスを旗上げしていました。


母校である南小国中学校は、3階建ての3階が音楽室だけだったので、昼休みは毎日その音楽室を試合会場にしてプロレスをしていました。


音楽室でプロレスをする = 音楽室プロレス


そんな安易な発想で旗上げした音楽室プロレスは、毎日45分の昼休みの時に興行を行います。


試合内容は、パイプ椅子、テーブル、竹刀を使ったハードコアな試合形式が多く

音楽室のパイプ椅子を折りたたんで、全て床に敷き詰めて、その上にパワーボムやバックドロップをしたり、

椅子をコーナーポストにして、その上からミサイルキックをしたり、

テンションが上がり過ぎて、3階から下に相手を落とそうとしたり

真剣にやっていました。


特に社長である僕は、音楽室プロレスの興行を行うためだけに中学校に通っていました。

毎日頭を悩ませて、

(どうやったらもっとハードな試合に出来るか)

と、授業中真剣に考えていました。

国語、数学、社会、理科

どの授業中も、そのことばかりを考えていました。



しかし、事件が起こります。

バスケとサッカーによる、選手の引き抜きです。

「待って!次の昼休みはタイトルマッチだよ!」

懸命な説得にも関わらず、1人、また1人と音楽室プロレスから離れて行きます。

選手が離脱していく度に、胸が締め付けられる思いでした。



しかし、離脱した選手の顔を見ると、皆、楽しそうにバスケやサッカーをしていました。

音楽室プロレスでは苦痛に喘ぐ表情ばかりだった彼らは、皆、笑顔を浮かべていました。



「解散じゃあ」



2005年 音楽室プロレスは解散しました。


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運命の日がやってきた