松齢橋物語 | 寿建設 社長ブログ

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福島市アクティブシニアセンター・アオウゼにて、「松齢橋物語」という写真展が開催されていると知って足を運んでみた。

松齢橋は自宅に近いところにある鋼製トラス橋で、その存在が福島市の歴史に大きな影響を与えたといえる橋である。

明治時代には洪水で何度も何度も損傷、流出を繰り返したという橋自体の歴史もある。

絵葉書の中の橋 | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)

 

こちらが大きくプリントされた告知チラシ。

左がまだ渡し舟時代の句が刻まれた石碑。そして右が明治15年に完成した初代の橋の絵。

よく見ると分かるが、河の中に並べた船の上に板を敷いて造った舟橋である。

こちらが舟橋の写真。

少なくとも明治23、29、30、31、37年に流失している、との記載があるのでどれだけ苦労したのかが想像できる。

 

明治41年、ついに木造の桁橋として完成した写真。しかしわずか2年後に暴風雨で流失したという。

 

そして鋼製トラス橋として建設中の様子。

大成14年に完成以降、橋は今と同じ姿で福島市の交通を支えている。

昭和20年代、橋の周りで多くの人が泳いだりボートに乗っている写真。

昭和30年代、今とほとんど変わりない姿。走っている車が当時っぽいが。

 

一本の橋の存在の有無で福島市の歴史の一旦を学ぶことが出来る貴重な写真展であった。

 

これほど何度も姿を変えた橋というのは珍しいのではないか。

この他にもいろんな松齢橋の姿が展示されている。

市民に限らずぜひぜひ多くの方にご覧いただきたい企画である。今月28日まで!