花塚山を登る | 寿建設 社長ブログ

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昨年度はコロナ5類移行の後、何かと予定が増えてなかなか山に行けなかったのを反省し、久しぶりに山に足を運んだ。

学生時代はアルプスを40キロ近い荷物を背負って歩いていた私であるが、近年はせいぜい2~3時間の低山歩きを楽しむことにしている。

今回行ったのは、隣の川俣町にある「花塚山」。

子供が小さかった20数年前、近くを歩いた記憶がかすかにあるが山頂まで行ったという覚えも写真もない。

 

自宅から登山口の駐車場まで車で約30分。気温が30℃近くまで上がる予報なので朝早い時間に行ってみた。

登山口。

入口部にしめ縄が張られ「紙垂(しで)」が垂れていた。ここから先は神様の領域である。

手を合わせて、神聖な気持ちで歩き始めた。

 

青空だか木々に囲まれているので涼しく、気持ちもよい。

 

ほどなく分かったのだが、花塚山は登山ルートは「巨石」だらけなのである。

こちらは掲示の通り「烏帽子岩」だが、名前のついた巨岩が道中いくつもあった。

行者戻しの岩。

名前はないがかなり大きい。

こちらは石を掘った大黒様。お賽銭を入れて参った。

 

ようやく中間地点。ほぼ予定タイム通り。

斜面はかなりきつくなってきたが、踏ん張って登り続けた。

 

巨大な屏風岩。

真ん中がパカッと割れたような「胎内くぐり岩」。この間をくぐって歩けるのかもしれないが、だんだんきつくなってきたので先を急ぐ。

 

日差しが強くなってきたが、木や葉が遮断してくれるのでありがたい。

美しい景色だ。

 

息が切れそうになってきたところで、残り15分の表示。ようやくゴールが見えてきた。

それでもまだ巨大な岩が続く。

 

やっと登り切ったか、と思ったところがこの富士見岩。

空が澄み渡ると、なんと富士山を目にすることができるそうで、実際に撮影された写真が掲示されていた。

当社は現在静岡で工事をしており距離感を実感しているだけに、すごいことだと思う。

 

そしてそこから数分でついに山頂に到着。歩き始めてちょうど1時間!

須賀川のほうまで見えるほどのよい眺め。いやー、晴れててよかった。

久し振りに低山を登ってみて、やはり時々濃厚な自然の中に身を預けることは重要だと感じた。仕事や日常の中で少しづつ心に溜まっていく澱(おり)のようなものが一斉に洗われるのだ。

 

しばし休憩して身体を休めてから同じコースを戻ったのだが、急傾斜の下りに加え松の葉が多く敷き詰められていることもあってすべりやすい。私は毎朝散歩の時に履いているジョギングシューズで登っていたのだが、靴底がペラペラで何度か転びそうになりつつも、なんとか40分程度で下りきった。

今年は何度か低山歩きをしようと思っているので、帰り道に登山用の靴を購入して今後に備えることにした。

 

今回は初めてだったので「花塚の里」駐車場からのピストンコースにしたが、体力的にはもう少しいけそうなので、さらに他の巨石が見れたりする他のルートにもいずれ挑んでみようかと思う。

以下が今回のルート。

花塚山 往復コースの地図・登山ルート・登山口情報 | YAMAP / ヤマップ