昨日の福島市は、まだ4月半ばの午後だというのに27℃を超す陽気になった。
春になったばかりでの「夏日」である。
所用で近辺を何か所か移動していたのだが、あちこちで桜満開の景色を目にした。
花見山遠景。
細い道路沿い。
信夫山遠景。
普段は他の木の中に紛れてどこにいるか全然分からないのに、この時期の僅かな期間だけ「あぶり出し」のように存在が浮かび上がるというのが面白いと思った。
例えるなら、全員黒髪の学生たちの中に突然薄いピンクの髪になった生徒が現れたかのような(ちょっと変か)。
そして数日でまた紛れていく。
毎年のこの繰り返しである。
道の駅あだち(下り線)に立ち寄ったところ、やはり普段全然気づくことがなかった桜の大木が目に入った。
かなりの存在感なので思わず近づいた。
さらに近づく。
説明板が立っていて、「万燈桜」というのだそうだ。
これだけの存在感のある木のことを普段気づいていないことに少し驚きを感じるとともに、普段やっている「知ってもらう」広報活動のヒントがあるような気もした。
以下地元観光サイトでの紹介。
安達太良山をバックに撮るのがいいのだそうだ。