毎朝、定時に阿武隈川の土手を歩く散歩を始めて、早いもので4年半になる。
日に日に自然が移り変わっていく様子を見たり、周囲に現れる野鳥や植物の変化を眺めながら、そして毎日様子が変わる空(冬は真っ暗で夏は明るい等)や雲に、四季のを感じることが出来るのが醍醐味だと思う。
特に今の時期は、徐々に明るくなったり花が咲き緑が増えていくのを見ると、やはり気持ちは向上すると思う。
この最近はやはり恒例のキジの存在が大きい。
半月前くらいから現れるようになったが、静かな朝に甲高い声で一発「ケン!」と響く鳴き声がいい。
なんだか気持ちが締まる気がする。
以下写真は、雑草が少ない今なら姿が見ることが出来るキジ君。
定時に歩いていると、ほぼ毎日とか週に何度かすれ違う方がいるものだ。
4年半も経つと、思い出すだけでかなりの数になる。
すごいスピードでランニングしながらすれ違うと大声で「おはようございます!」と声を出す30代の男性、いつも2人ともずっと無言で歩いている70代くらいのご夫婦、2匹の犬を一人で散歩させるのにいつも往生している青年、髪の毛も含め跳ねるように走る若い女性、などなど、どなたとも会話をしたことはないしもちろん名前も知らないのだが、お馴染みの方が多数いる。
いや、正確には「いた。」、である。
実は歩き始めて以来、ずっと会っている方は不思議とほとんどいないのだ。
いつの間にかどの方とも顔を合わせなくなってしまっている。
理由は分からぬとも、何かがあって散歩やランニングをやめてしまったのか、はたまた引っ越したのか。
しばらく顔を合わさないと、名も知らぬその方がどうして姿を見せなくなったのかを頭の中で妄想してしまう。
そんな朝も悪くない。
うーむ、一体私は何を書きたいのだろう。