新しい年を迎えた最初の日に、能登地方を震源とする大きな地震が発生した。
被害を受けられた皆さま、そして今も困難な状況にいらっしゃる皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
直後、陸路で500㎞以上ある福島市でもスマートフォンに緊急地震速報のあの着信があって、ちょうど実家に向かう運転中で身構えたが大した揺れはなかった。
到着した実家のテレビでその後の報道を見続けた。津波の発生、そして今なお続く大きな余震。頭の中で13年前の東日本大震災がフラッシュバックする。当時、われわれも3家族で実家にて共同生活をしたので、なおさら当時を思い出してしまう。
ただ、今現地では新年を祝う最中の突然の事態に大変な思いをされている方々がいる。そして自分たちはその中にはいない。
何をすべきか、何ができるかずっと考えている。
この13年、地元でも大雪、台風水害、そして2度の大地震、とさまざまな被害があった。全国的にも毎年のように大きな自然災害が発生し続けている。
発生する自然災害に反比例するように、対応すべき仕事をする人員は増える傾向にはない。
10年後、果たしてこのような事態にきちんと対応できる状況になるのであろうか。
今を考えながらも、そのことがどうしても頭の中をよぎってしまう。
相変わらず報道されないのだが、今日も休暇を返上して何万人もの建設業関係者が、それぞれの地で必死の対応をされているに違いない。
昼夜も、予定も、十分な資機材・燃料も、きちんとした契約も、何もないのに、自分の家や家族よりも優先して災害対応をしているはずである。
東日本大震災直後もそんな状況の中で、現場でがんばっているみんなに何か少しでも心の支えになるものはないかと考えていた時に、懇意にしている漫画家の福本伸行さんがすばらしい応援メッセージイラストを送って下さった。
ここで見せろっ!!!土木の力っ!!! | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)
この心揺さぶるようなメッセージを各現場に掲げて、それが県内でもいろいろ広まった経緯があった。
そして上記リンクの文にも書いた通り、その後も全国の現場を勇気づけてくれている。
福本さんの漫画は工事関係者にもとても人気があるので、効果は高かったように思っている。
以下からダウンロードできますので、そんな対応に必死になっている関係の気持ちにお役に立つならば紹介いただければと思います。
http://www.kotobuki-c.net/topics/fukumoto.html
まずは一人でも多くの人命が助かることを祈ります。