このブログを始めた8年前(!)の本日、書いた記事が以下である。なんだかとても大切なことなので、改めて認識したい。
会社の私の部屋に「失意泰然」の書がある。
先代社長の座右の銘を引き継いだものである。
中国の明の時代の古典に「六然訓(りくぜんくん)」」というのがあって、
自処超然、自分を絶えず突き放し眺めること。
処人藹然 人と接するときは和やかな気持ちでということ。
有事斬然 何か事があるときは、ぐずぐずしないできびきびとやること 。
無事澄然 何も事がないときは、水のように澄んだ気でいること。
得意澹然 物事が上手くいって得意な気分のときは、努めて淡々とした態度を示すこと。
失意泰然 失意のときは、やせ我慢でいいからゆっくり落ち着いていること。
という意味だそうだ。
(参照)
安岡正篤先生の座右の銘「六然訓」 | その他 | 人間の森大学 (ningen-no-mori.com)
その中で、あえて「失敗」の時の心構えである「失意泰然」をピックアップしたのはなぜだろうと、ふと思う。
失敗を怖がらずに挑戦しろ、ということだと受け取った。
そしてその通り失敗しても何もなかったが如く堂々としていればいいのだ。
改めて見ると、「六然訓」は悟りに近い境地だと思う。
いつかそんな人間になりたいものだ。