とある高速道路のサービスエリアに立ち寄り、トイレに向かう途中にゴミ箱が並んだ箇所にこんなものを発見。
何かと思ってよく見ると「あなたはどっち?キャップで一善」とある。
これ、パットボトル用のゴミ箱なのだ。
ボトルのキャップの分別は、環境面、そして集めた売却益で世界の子供たちへのワクチン接種活動につなががることなどからとても大事なことなのだが、このひと手間をしない人がきっと多いのだろう。
当然その手間は管理する会社さんの手間となる。
なんとかこれを防ごうと考えたアイデアがこの取り組みなのであろう。
手前の2つの容器で「新潟といえば?」という問いに対して「お米」「お酒」という選択をキャップで投票させることで、このひと手間を促す仕掛けである。
クスっと笑ってしまう面白さがあるし、実際キャップが入っていたので実効性もあるようだ。
数年前に知った、ちょっとした工夫をきっかけに、人がある行動を起こす「仕掛学」のことを思い出した。
私が知ったきっかけは日本経済新聞にあった「つい、試しちゃう」といういタイトルであったが、まさにその事例である。
今回改めて思ったが、人がなかなかやりたがらないことただただ指示するのではなく、「つい試し」たくなるような工夫がもっと増えると、ちょっと面白い世の中になるのではなかろうか。
私も何かチャレンジしたいと思う。