昨日は食べ物の無人販売のことを書いたが、建設業でもやはり無人化の取り組みがどんどん進化している。
建設業の無人化とは、現場に実際に操作する人がいないでも重機が動いて作業をする、というような取り組みである。
先週の日本経済新聞に建設機械メーカーであるコマツがインパクトある全面広告を出していた。
コピーが、
ゲームのように指先でミニシャベルを動かす。
そんな時代がやってきます。
ご覧の通り、ゲームの操作盤の奥に後ろ姿を見せている重機にキャビン(乗車席部分)がない。
あえて「ない」というところに強い意思を感じた。
以下の専用サイトも見ごたえがあるのでぜひ。
福島県でも特に豪雪地帯といえる昭和村では、先月NTTドコモの協力を得て除雪車の無人化施工の実証実験を行ったという。
福島民報記事
NTTドコモのプレスリリースでは、
有人での操作と変わらない精度での除雪作業を実現でき、遠隔操作を実施したオペレータからも「実際に除雪車を運転している感覚で操作できた」と好評価をいただきました。
と成功を伝えている。
※以下プレスリリース
このような技術開発が具体化して現場に本格的に導入されるようになれば、自宅や本社で重機を操作したり出来るようになっていくのだろう。
こまごました作業や全体管理もあるの完全な無人というのは無理だろうが、部分的にこうした作業が可能になれば安全面でも意義があろう。そこにいなければ事故は起きない。
ちなみにどちらの記事を見ても、現場外にいて安全なはずなのにヘルメットをして操作しているのが建設業界らしいなと思った。
秋田県にあるダム工事現場では、すでに複数の建設機械の無人自動運転が実施されている。
実際のこちらではヘルメットなし、というのも面白い。
イメージを変えていく意味でもスマートにこうあるべきと思う。