大学時代の友人と2年ぶりに再会した。
卒業してもう30年になるから思えば長い付き合いである。
山登りを活動の主体としたクラブの同期なので、少し話すだけでいろいろ思い出して話は尽きない。
特に当時はいわゆる「しごき」があって、今の時代ならもしかすると騒ぎになってもおかしくないような経験もしたので
ネタはいくらでもある。
ハチャメチャな思い出ほど、振り返ると楽しい気持ちになる。
と、コロナ禍にあっての大学生生活がいかに寂しいのかも考えてしまった。
うちの息子も今大学に通っているが、限られた4年のうちのこの1年半の行動束縛は本当に影響が大きいと思う。
若い頃にしか味わえない貴重な経験をする機会が相当失われたであろう。
話変わるが、先日「ウィーク・タイズ(Weak Ties)」という言葉を初めて知った。
「弱いきずな」という意味なのだという。
反対語が「ストロング・タイズ」で、家族や先の濃厚な友人などとの強い関係を示す。
ビジネスやコミュニケーションの考え方で使われる言葉なのだそうで、実はこの「ウィーク・タイズ」の関係のほうがものごとはうまく進むというのだ。
あまりに関係が近いと同調目線で考えてしまって問題を客観視がなくなったり、関係が強すぎるからこそ逆に相談がしにくかったり、問題解決の障害になるケースもあるという考えのようだ。
※以下参照例
https://u-note.me/note/47501026
私は自分の経験や価値観で濃厚な大学生活が重要だと信じているが、コロナ以降に青春期を通過する世代はこの「ウィーク・タイズ」の関係で世の中を変えていくのかもしれない。
そんなことをふと思った。
人間関係にも「ディスタンス」が必要な時代になったのかもしれない。