福島県郡山市に本社があり、全国展開しているラーメンチェーン「幸楽苑」。
先日地元の店に久しぶりに入ってみた。
メニュー表がなくなり、各席に設置されたタッチパネルで注文するようになっていて驚く。
コロナ禍のうちに店の仕組みを大きく変えたようである。
最近回転寿司などもこのタッチパネル方式になっており、慣れないとメニューを探すのにちょっと手間がかかるが、これからはそういう時代になっていくだろう。
人手が不足する分だけ、こうしてデジタルでカバーしていくのだ。
そして驚いたのが、注文したラーメンをロボットが配膳してくれたのだ。
知らなかったので衝撃的なほどびっくりした。
こんなロボットである。
YouTubeに動画もある。
商品を受け取った後、ロボットの上部をなでると戻っていくようになっているのも面白い。
実際そうしてラーメンを受け取って麺をすすりながら、時代が一歩前進した感じがした。
DX、すなわちデジタルトランスフォーメーションという言葉が少しづつ浸透し始めている。
2018年に経済産業省が公表したDXの定義は以下。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
ラーメン屋でラーメンを注文して食べる、という日常についにDXが登場したことになる。
当社も今年から専門の会社さんに協力いただき、煩雑な業務を少しでも簡単にできるようにデジタルの力を借りる改善を少しづつだが始めたところである。
少しでも時間短縮が実感出来るようになれば、前向きに進んでいくのではと期待している。