昨日に続いてオンラインで拝聴した講演で見せていただいた図表である。
「年代別メディア分野の接触・利用スタイル」を絵にしたものだ。
つまり、各年代がメディアの情報に触れる際に、どのツールを通して接触、利用するかという調査をまとめたものなのだ。
ちょっと区分が分からない部分もあるが、これは感覚的に認識すべきと思うことにした。
どの年代でもネット・デジタルが主流ではあるが、重要なのは10代でかなりを占める「SNS・ブログ」「音声・動画共有」が、年齢が上がるにつれてかなり小さくなっていることだと思う。
私も近年「広報」や「情報発信」でいろいろ取り組んでいるが、なかなか若い世代の方々への浸透していかないことも実感している。その大きな理由の一つはこの部分にあると気づいたのは最近だ。
こちらが主流と思っているメディアツールを、ターゲットの世代ではほとんど使われていないことですれ違うのだと思う。
だから以前の感覚で、たとえば「PRにチラシを作ろう」と思ったとして、それがターゲットの年代では紙媒体はほぼ手にしなければ伝わらないのだ。
魚のいない箇所に竿を降り続けても釣れないのである。
私自身この数年で自らSNSをそれなりに熱心にやっている。
それ以前は一切手をつけなかったのだが、このことに気づいて重い腰を上げたのだ。
本当は若い社員に任せればいいのだろうが、発信好きなのと、SNSでどんな反応があるかを自分の感覚である程度体感したいというのが理由で、自分でもやっている。
赤ちゃんがいつの間にか言葉を覚えるように、こうした感覚もやりながら学ぶしかないように考えているがいかがだろう。