48時間の大雨警報 | 寿建設 社長ブログ

寿建設 社長ブログ

福島県福島市にある建設会社です。
会社や現場の取り組み、
日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

日曜日の未明、3:55に大雨警報が出た。

最近は警報が出ると自宅近くの屋外スピーカーからアナウンスが流れるので寝ていてもすぐ分かる。

前日も2:43に警報が出て、20:13に解除になってまだ間もない。

 

明るくなってから外に出ると雨は少し落ちてくる程度で、その後傘を持って恒例の散歩に出かけたが、ほぼ降っていなかった。

その後の予報もずっと曇りか曇り時々雨であるのに、警報はずっと続いた。

確かに雲がずっと空を覆ってはいたが、私が見ていた限りは強い雨は降っていなかった。

 

結果、警報が解除されたのは丸2日後の火曜の4:25。

実に48時間30分という、あまり経験したことのない長期の警報である。

だが実感のない警報でもあった。

大気が不安定であり、いつ災害級の大雨が降るのか分からない天候であるのは分かる。

ただ他の短期の予報や実態はまったくそのようなものではなかった。

昨今の多発する自然災害で万が一を考えた気象情報を出すことに異論はないが、コロナ禍の「非常事態宣言」が続き過ぎて感覚が慣れてしまうように、警報が軽視されてしまうこともあり得ると思う。いわゆる「正常性バイアス」というやつだ。

 

 

かと言ってどうすればいいのか思い浮かぶわけではないが、何か根本的に気象情報に対する考え方を変える必要があるかもしれない。

 

個人的には今回のような特殊な警報解除の際には、専門家から「こういう事情で警報が長引いたがこういう理由で実際の雨は少なかった」という説明があると納得出来ると思った。