当社がある福島市に隣接する川俣町で施工する、「関場トンネル」の安全祈願祭が執り行われた。
今回は当社と、やはり福島市に本社のある小野工業所さんとの共同企業体(JV)としてこの工事を受注し、担当させていただくこととなっている。
昨年出版された写真集「トンネル誕生」を撮影した「泡吹地トンネル」のすぐ近くでの工事である。
トンネル工事は山の神の「神体」といえる山そのものを掘り抜くという仕事なので、この安全祈願は昔から貫通式と同様に重要な行事であった。
以下は昭和20年代らしい安全祈願祭の写真である。
坑口の上に「化粧木」を載せて鳥居に見立てている。
さらには米俵が置かれていて、まさに神様の入口なのだ。
そして現代の様子。
坑口前に設営された会場。
形状は変われども現在も「化粧木」は設置されている。
地元川俣町にある宮司様のもと、関係者が整列。
コロナ対策で通常よりもかなり間隔を置いてマスクを着用しての祈願となった。
切麻散米(きりぬささんまい)。現場や重機を祓い清める。
坑口。
ドリルジャンボ。
吹付ロボット。
関係者の代表が順番に玉串奉奠ののち、安全を祈願する。
こちらは私。
最後に施工者を代表して挨拶させていただいた。
これから防音施設を整え、いよいよ掘削が始まる。
今回も事故なく、地域の方々に喜んでいただける「いい仕事」をしていきたい。
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