「働き方改革」の取り組みは、中小企業には結構しんどい。
さまざまな業務をデジタル化して業務を減らすという趣旨に同感はしているが、実際やっていくのはそんなに簡単ではない。
今までの業務を行いながら、今までの業務の効率化を考え、変えていくための検討、移行をしなければならないのに、残業も減らさなければならない。
いわば「1+0.5」をしながら「1-0.5」を求めなければならないのである。
そして何かをやることになったらなったで、使い方の説明や注意事項などなどやることは一時的だがさらに増える。
人数が少なければ少ないだけ大変だと思う。もちろんそこに大胆な発想が出来る優秀な指導者がいれば以外とあっさり変わっていくかもしれないが、凡人社長のもとではそう簡単ではない。
いろいろ模索の中で、昨年末に当社は給与明細の電子化を始めた。
社員と作業員さん合わせると100名前後いるので、それを打ち出して配布するのもかなり手間で、すべてデジタル化して業務を削減したである。
こんなメールが届いて、
パスワードを入れるとこんな一覧が現れ、
該当月のデータをPDFで見れるわけだ。
これも一歩前進出来たなあ、と思っていたら先日の日本経済新聞の記事にこんな見出しが。
給与デジタル払い今春に
記事はこんな文から始まる。
政府は今春から企業が給与を銀行口座を介さずに支払えるようにする。従業員のスマートフォンの決済アプリなどに振り込む方式を認める。利用者は銀行からお金を引き出す手間がなくなる。遅れていた日本のキャッシュレス化を進める契機になりそうだ。
正直私の知識ではどんなことになるのかイメージが分からない。
ちょっと進んだかと思うと方針はもっと先に行ってしまう。
改革はなかなか簡単ではない。