朝の散歩中に見かけた景色。
川の土手の斜面を、右側は草をきれいに刈っており、左側はそのままである。
ここは国が管理する河川の土手と県が管理する道路の交差部で、県の管理する道路の斜面部が除草されている様子なのである。
私はそういう事情が分かるから納得するが、事情を知らない一般住民の方が見たら、全部刈ってしまえばいいのに、と感じると思う。
管理する予算の出どころが違うのだからこれで正しいのだが、市民目線では違和感があるだろう。
今年の初めにある意見交換会で、管理する行政や建設会社には分かるこうした事情も、『利用する側にとっての認識は、「道路」はどれも「道路」だ』という意見を聞いたことを思い出した。
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12577833874.html
人口減少社会の中で建設業従事者も減っていく中、これからはこのあたりの境目をもっと全体的な効果を考えて歩みよる必要があるのではないかと思う。
そんなことを最近考えていたら、まさにそのような取り組みが始まっている記事が出ていた。
農業や発電に利用するために作った「利水」ダムを、台風の洪水対策の「治水」として活用したという内容である。
https://www.kensetsunews.com/archives/488929
関係者からするとかなり画期的な取り組みに思えるが、市民からすれば「ダムはダム」でり当然のことに思えるであろう。
そうは言っても簡単なことではなかろうが、このような柔軟な対応が前向きに求められる時代が来ていると思う。