今回の新型コロナウイルス感染拡大防止の対策は、意識である。
今までと意識を大きく変えないとならない、と私は思っている。
変えるといっても、「修正」程度ではなく、根柢から変えなければならないように感じている。
意識にもいろいろあるから100%正解はないだろうが、大よそ同じ方向を向いて意識を変え、行動につなげるしかない。
責任ある立場の人間は、それを分かりやすく訴えて広めていく役割もある。
そんなことを考えているし、自分なりに行動にしているつもりである。
数日前、コロナとは関係ないが、意識を根柢から変えた見本のような事例を、地元紙の読者投稿欄で発見。
書いたのは76歳の女性なのだが、締めの「友人からとラジオからのアドバイスで、私は生まれ変わりました。感謝しきれません。」という言葉が胸に響いたのでご紹介したい。
夫婦げんかを卒業しました。友人からのアドバイスを受け、“新しい人格”を身に付けたのです。
それまでの私は、ささいなことで夫に腹を立て、時々けんかになっていました。話し掛けても、夫は返事をしないことがあります。二人で暮らしているのだから、共同生活の最低のマナーは守ってほしいと、以前から何度も訴えていました。日常の何げない「普通の会話」がなぜできないのかと、不満を募らせていました。
そんな折、ラジオで「男は雑談が苦手、用件しか言わない」と聞き、「そうだったのか」と、女とは違う男の特性が分かった気がしました。目からうろこでした。「夫婦げんかは百パーセント自分が悪かったと気付いたのです。 気付くのがあまりに遅かったのですが、気付いて本当に良かったと思っています。生きているうちに間 に合って...。
けんかのない平穏な生活は、とても楽です。友人からとラジオからのアドバイスで、私は生まれ変わりました。感謝しきれません。