以前、新しい道路の開通にあたってこんな文章を書いた。
震災以前は地方の人が少ない地域のような区間に高速道路を作ると、「動物も通らない」などと言って批判する声も多かった。
しかし、こうして「つながる」ことで経済や文化の流通がスムーズになり、医療も含めた緊急時の移動も可能となるのだ。そのポイントで人が少ないことと、つながっていることは別次元の話だと思う。
「開通式」
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12359279708.html
話変わるが、私は30年以上前である高校生の頃から漫画家の蛭子能収さんのファンである。
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12264550792.html
常識とはかけ離れた考えやセンスの持ち主だが、時としてそれが真実だったりするから面白い。
著作はかなり読んでいるのだが、ローカル路線バスを乗り継いで旅する人気テレビ番組がDVDになっているのでそちらも拝見している。
この番組の企画は、決められた出発地と目的地を3泊4日でローカル路線バスだけ乗り継いで旅するという内容で、スタッフからは何のアドバイスもなく、蛭子さんを含むタレント3人組だけで現地で情報を集めながらルートを探っていくのだ。
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で、何がいいたいかというと、この番組をいくつか見て分かるのが、県境でバスがつながっていないことが多いということである。
県境の手前で路線バスは終わってしまうので、そこから隣の県のバス停まで歩くのがお決まりのようになっているのだ。
しかもだいたいがお互いあと数キロづつ歩み寄ればつながるくらいの距離なのである。
だが現実にそれがなっていない。
どこかの機関が仲介するかして、日本中の県境にある現在走行中のバスの路線をそれぞれもう少し伸ばして、つなげることは出来ないのだろうか。
つながることによって、歩かずに行ける新たなバス旅ルートが出来る。
そのことは、路線バス利用の可能性を高めることにはならないだろうか。
ついそんなことを考えてしまうくらい、あとちょっとでつながる距離なのだ。
つながっていれば、活用方法は出来てくる。