芥川賞作家・柳美里さんが数年前から福島県南相馬市に住んでいることは新聞などで知っていた。
さらに柳さんは福島第１原発から２０キロ圏内である南相馬市小高（おだか）区に移住し、この４月に自宅を改装して本屋「フルハウス」をオープンさせた。
http://yumesoso.jp/yutadosa/archives/18750.html
新聞記事で知りその思いや行動力にびっくりしたのだが、面識のある福島市在住の詩人・和合亮一さんがその本屋で柳さんとトークイベントをするというので、予定を調整して足を運んでみた。
少し早めに会場近くの駐車場に車を停めたところ、隣に見覚えのある顔があった。
高校の同級生であり、福島でアニメ制作会社を立ち上げ精力的に復興等の取り組みをしている浅尾芳宣君（福島ガイナックス社長）である。
ややこしい話になるが、浅尾君は和合さんと中学の同級生。その縁で声がかかり来てみたところだったというのだ。
トークショーは非常に奥深い内容であり、それでいてユーモアたっぷりで楽しい時間であった。
そして終了後のサイン会が終わってから、柳さん、和合さん、浅尾社長、私という顔ぶれでしばし雑談をさせていただく機会をいただいた。
柳さんも同じ年生まれなので、全員が同級生である。
そして私以外はみなさんトップクリエイター。作家、詩人、映像作家、とそれぞれの立場でさまざまな取り組みで世の中を動かし、メディアでも頻繁に顔を見る３名との同席は感激であった。
そんな方々の話のキャッチボールの中でいろいろとアイデアも生まれ、「ぜひまた集まりましょう」ということになった。
私がそこに混ざっていいものかは分からないが、こうした方々とのやりとりは大きな刺激になる。
これからの建設業のために、外部の知恵や発想を入れる必要がもっとあると考えているのだが、このような方々との関係はいいチャンスかもしれない。
柳美里さんＨＰでの本屋「フルハウス」の紹介は以下。
http://yu-miri.com/?p=217
これから毎週土曜に作家さん始めいろんなゲストを招いたトークイベントがあるのでぜひ足をお運び下さい。