新聞に以下のような文章が掲載されていた。
「神様、仏様、洗濯機サマ」。主婦作家として知られた重兼芳子さんがこんな言葉を残している。かつて家に電気洗濯機が届いたとき、感動のあまり機械を拝みたくなったという。シーツやおむつや足袋を、毎日数時間かけて手洗いする労苦から一気に解放されたのだ。
↓↓全文 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO25673760V10C18A1MM8000/
それまで洗濯板などを使っての人力での作業が、たぶん当時はタイマーレバーをひねって時間を合わせ洗剤を入れれば自動で洗ってもらえるようになったのだ。
今の若い人は知らないかもしれないが、以前の洗濯機は「二層式」である。
洗ったら一度水を抜き、次にすすぎを設定してから脱水。
これらの設定作業は人がやる。
それでも人力に比べればはるかに楽。
それが今やボタン1回押すと、機種によっては乾燥までしてくれる。
数十年で大いなる革命である。
最近知ったのだが、今度は洗濯し終えた衣類を「たたむ」装置が登場したのだ。
この動画を見ていただくと明快である。
一般家庭に洗濯機が普及したのは昭和30年から昭和40年代らしい。
半世紀前まですべて人力で毎日何時間もかけて作業していた洗濯、乾燥(干す)、収納(たたむ)というかなりの仕事が、このたたみ装置まで使えば数分の実作業で完了するのだ。
今でいうところの「働き方改革」「生産性革命」とはこういうことだろう。
まさに「神様、仏様、洗濯機サマ」。
われわれ建設業も、働く方々が「神様、仏様、〇〇サマ」と実感いただけるような何かを生み出さねばなるまい。