休工中 | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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エピソードや思うことを綴ります。

工事現場の看板に、工事が休止した際には「休工中」とか「解除中」という小さなマグネットを貼ることが以前からずっと気になっている。なんだかしっくり来ない。


毎日その箇所を通る人ならその日は「休工中」で意味が理解出来るが、初めて通った人に突然「休工中」というのは意味不明だと思う。初めて通る人にとっては通行出来るか出来ないかの情報が必要で、工事が休みというのは関係ないのである。
 
そもそも「休工」という言葉は建設業の言葉で、一般の人には馴染みがない。
「休工中」というのは施工者側からの一方的な伝達で、実際通行する人にはきちんと伝わらないメッセージなのではないかと以前から感じていたのだ。
(参考)インターネットでこんな疑問の声も。
http://tachibana-yukio.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/340-6799.html
http://www.higashi-nagasaki.com/d2007/D01-2007_023.html
 
先日、他県を車で走っていたら同様の看板に「開放中」という言葉を使っていた。
残念ながら写真は撮れなかったが、この言葉だと、工事看板が並んではいるけど道路は開放している、ということが伝わるのではないかと私には感じられた。
感じ方は人それぞれだが、このような「市民の目線」の配慮を持つことが重要だと思う次第。
現場の常識に、時々疑問を持つことも必要だと思う。
「これはこうするものだ」と決め付けず、より「市民の目線」で工夫をすることを忘れないようにしたい。
 
インターネットでちょっと調べたらこんなアイデアもあった。ここまでやると面白い。

http://nikumaru.livedoor.biz/archives/51365594.html