親しくさせてもらっている女子プロレスラー吉田万里子さん(来月現役引退)のブログに面白いことが書かれていた。
吉田さんは定期的にお茶の稽古の通っているのだが、そのことについての話。
(以下抜粋)
お着物を着ると 所作が変わります。
そして何故か言葉使いまで おしとやかになるのです。
プロレスで「 このヤロー! 」とか言っているなんて考えられないくらいに。
心もとっても穏やかになります。
プロレスで 殴り合ったりするなんて考えられないくらいに。
そして、なかなかこんなシチュエーションは無いですね(笑)
(注釈~着物姿で引退試合のポスターに並ぶご本人の写真)
「 静と動ですね 」と先生。
吉田万里子ブログ「お茶のお稽古とプロレス」(2017-09-23)より
https://ameblo.jp/mariko21585/entry-12313321347.html
なるほど、服装を変えることで気持ちのスイッチが切り替わるということなのだろう。
吉田さんのプロレス試合を見たことがあるが、逆にリングコスチュームを着ると普段とはまったく別人のような顔つきの「戦いモード」になってしまうから不思議である。
身に着けるもので仕事の姿勢を作っていくという発想が、自分にはまったくないので非常に興味深い。
そもそも「おしゃれ」とか「ファッション」というような考えが皆無で、着れればいい、突飛で目立たなければいい、くらいの感覚なので、着るものへの関心が私にはほとんどない。
買うことすら面倒臭く、年に何度か妻に無理くり引っ張られて服を買いに行くが、すべてお任せ。試着をして「ここがキツイ」とか、「色が派手ではずかしい」と言うくらいなものである。
服装でスイッチを入れる、という考え、われわれの仕事にも取り入れられると思う。
過日紹介した、建設業の作業着のデザインコンテスト&ファッションショーもそういうことが根底にあるのかもしれない。
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12311439982.html