具体的な取り組み | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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1月11日の日本経済新聞で、出生率2.81というすごい数値を出した岡山県奈義町の取り組み紹介記事が出ていた。
日本全体の出生率が1.46(2015年)というから驚異的な数字である。
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11531040R10C17A1NZBP00/

 

平成大合併に乗らず、合併しない選択をした奈義町は、1万人程度だった人口が減少を続け、6000人になったという。
このまま手をつけないと町が消滅するという危機感から2012年に「子育てするなら奈義町で」をキャッチフレーズに具体的な子育て施策を次々実施したという。

 

医療費は高校生まで無償で、町内に住宅を新築・購入の際は最大50万円までの交付、若者専用住宅の設置のほか、さまざまな面から惜しみない支援策を作った。

 

新聞記事より

地域のことも、会社でも、まず何を重点に取り組むべきかということを決め、それを達成するにはどうすればいいか具体的に制度やルールを作るべきと思っている。
この町の成功事例はまさにそういう取り組みだと思う。

 

選挙に出た候補者が「子供や老人にやさしい町を」とか「他地域から観光客が大勢訪れる町に」とか方針を打ち出して演説で話し、チラシやパンフレットに記載されるが、私が知りたいのはいつも「それで、それを実行するにはどういうアイデアがあるのですか?」ということに尽きる。

理想の姿をイメージした以上は、それを叶えるための具体的なことがないと人は動かないのだ。

 

たとえば工事の安全管理において、「事故を起こすな」「注意しろ」というだけでは漠然で実際の現場側にとっては行動が難しく、「こういう箇所ではこうするルール」「達成出来たらこういう賞を出す」などなど具体的であるべきと思っている。