山座同定(さんざどうてい) | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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エピソードや思うことを綴ります。

福島市から直線距離で30kmほどに位置する、隣の川俣町と飯舘村の境にある花塚山(918メートル)から308km先の富士山山頂を撮影することに成功したという、驚きのニュースが先日あった。地形や標高などに基づく計算上では富士山が見える北限とされていたものの、実際に撮影されたのは今回が初めてだという。

↓↓記事
http://mainichi.jp/articles/20170117/k00/00m/040/029000c

 

私も山登りに夢中だった学生時代、高いところから遠くの山を探すのが好きだったことを思い出した。
ある地点から見える山の名前を確認することを、「山座同定(さんざどうてい)」と呼ぶことを当時知ったのだが、これが楽しいのだ。
いろんな山頂から見える山々の名前を手描きの絵で詳しく記した本があって

これを持って山に登ると「あれが○○山、あれが○○岳、とすぐに分かって頭の中の地図が立体的に感じられるのがよかった。


何かの本に簡単ややり方が書いてあったので真似して、普段も東京の西はずれにあった大学の屋上に行って奥秩父や南アルプスなどの山を探していた。
四角の厚紙に放射状に均等の角度の線を引いたものを作り(こんな感じ)


線の中心を目の下に当てて、目印になる山(富士山など)から目的の山のだいたいの角度を読み取る。
それからコンパスと地図を使ってそれがどの山かを探すのである。

たまにかなり遠くの貴重な山の姿が小さく見えることがあって、これがまた楽しいのだった。

インターネットで調べたら、今は専用のパソコンソフトやスマートフォンのアプリもあるというから驚きである。
↓↓

参照

 

毎朝熱心に山を探していた日々を懐かしく思い返した。