「燃える男」はカッコいい。
「ほとばしる情熱」や、「熱い言葉」、「魅力的な人柄」、そんなワードを思い浮かべる。
厳しいことを言いながらもグイグイ周りを引っ張って、目的に導いてくれる。
本や映像で知った、そして実際に会った何人ものそんな「燃える男」の姿が頭の中に浮かぶ。
そうなりたいと思うようで実はそうでもなく、自分がそういうタイプではないことも十分自覚している。
自分がなんとなくイメージするのは、「炎のように燃える」のではなく、「炭火のように燃える」ということである。
思いを持ちつつも、炎のような強い勢いは目に見えないが淡々と遠赤外線を発し、徐々にその思いを浸透させていく、というのもありだと思う。
炎を上げて燃える薪は、すぐに燃え尽きるし、周りを焦がしてしまうことも多いというデメリットもあるのだ。
とてもまだまだそんな人間にもなれそうもないが、「炭火のように燃える男」を目指すというのもいいのでは、と最近ふと思ったりする。