当社毎年恒例の9月末の安全大会。
今年は北海道の一二三北路(ひふみきたみち)(株)の坂下淳一さんにはるばるお越しいただき、お話しを頂戴した。
坂下さんとは不思議な縁で知り合った。
最初はメールでの交流であったが、
↓↓以下参照
http://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12111372143.html
その取り組みの真摯さに心を打たれていた。
そして今年6月に四国で開催された「三方良しの公共事業推進カンファレンス2016四国」で初めて顔を合わせることになり、そこで熱いすばらしい話を聞かせていただいた。現場で実際に取り組んだ話なので何より心に届く。
(高知・磯部組~宮内部長ブログより)←宮内さん、無断引用すいません!
http://blog.goo.ne.jp/isobegumi/e/623f1d42af7e9b42bc13a2f2e02cecfd
この話を当社の社員みんなにも聞かせたい、とすぐに思ったのだ。
この時の持ち時間が20分で、私はまだまだ話し足りないいろんな話があると感じたので、今回は1時間半という時間をとって、目いっぱいお話しを聞かせていただくことで予定した。
近隣の親しい同業者にも声をかけ、当社、協力会社さんと約80名で拝聴。
極寒の北海道での過酷な施工条件の工事。
それに対峙した坂下さんの、プラス思考の向き合い方、攻め方がまずすごい。
施工条件だけではなく、当初予算もかなり厳しい状況だったそうだが、大胆にも構造物の3D化や、VR(ヴァーチャルリアリティ)化などの最先端技術をどんどん導入し、攻めの姿勢で現場を進めていく。
それでもまた苦難が続く。
しかし忍耐強く粘って、無事故無災害で完成まで導いていく過程を写真や映像、動画を投影しながらお話いただいた。
3DとVRのすばらしさに目を奪われがちであるが、私がみなさんに感じてほしかったのは、坂下さんの「気持ち」の部分である。
最新技術はあくまでツールであり、それを目標(完成や無事故無災害)に向けて利用しつつ情熱を持って仕事を推進していくその「姿勢」である。
*坂下さんが工事完成を記念して作った動画。思いが伝わる!
社員に、と書いたが、実際は私自身も講演後の話なども含めて頭を強く打たれたようなショックを受け、また当社でも新しい取り組みをしようという意欲に火がついた。
坂下さんはまとめで、現在国が進める「i-Construction」
http://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000028.html
を「愛・Construction」と、もじった。
建設業も次々とIT化、情報化、高度機械化、もろもろコンピュータ関係のさまざまなツールを取り組もうとしている状況であるが、ツール以前に建設業者としての「魂」の部分をもっとも大事にするべきであることを、この言葉を聞いてなおさら確信したのだった。
坂下さんの自己紹介写真の後ろに掲示された
「細心の注意を払い 実行する大胆さをもて」
という言葉を見て、強くうなずいてしまった。