交通事故 | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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エピソードや思うことを綴ります。

交通事故による死亡者数が15年ぶりに前年より増加したという。
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_tyosa-jikokoutsu

建設業における事故も交通事故の比率が高くなっている。

当社でも昨年、道路巡回中の車両に一般通行車両が追突してきたり、トンネル内の規制箇所にノンブレーキで突っ込んできたり、何度か「あわや」というケースがあった。


この10年で、居眠り運転の車に現場を担当していた当社社員が接触されてケガをして入院した事故が2度あった。

こちらが注意いくらしても、相手が飛び込んでくる事故は防ぐのは難しい。

当社では、運転する一般の方に分かりやすい規制案内標示(規制作業が終わったら一度一般通行者の目線で規制箇所を運転し確認してみる)と、規制内への「飛び込み」の可能性を忘れずに作業者の安全な立ち位置を考慮すること、などを常に指導している。


私自身7年ほど前に居眠り運転車に正面衝突された経験がある。


その日、原発事故による放射能汚染で今も居住や通行が制限されている浪江町・富岡町(現在の避難指示区域概要はこちら )方面で仕事があり、国道114号を福島方面に戻っていて山の中の上り坂を走行中であった。
会社の同行者がいて運転してもらい、私は後部座席でパソコン仕事をしていた。


突然目の前に火花が飛ぶような衝撃があって、車は道路脇のガードレールに押し付けられていた。

対向車である軽自動車が迫ってきたので交わしたのだが激しく接触したのだ。
運転席はあわや運転者の脚に大ケガをさせてもおかしくないほどへこんだ。




10メートル前にはガードレールがなくその下は崖で、もう少し前に接触していたら車ごと谷底に転落していたと想像すると背中が寒くなったのを今でも思い出す。


過日の長野のバス転落転落事故も本当に痛ましい状況にあるが、いつもなんとなく運転している自動車は、ちょっとしたエラーで複数の人の命を奪うことを可能とする凶器でもあることも忘れてはいけない。
決して他人事ではないのだ。