当社から車で10分くらいのところに、東北有数の貴重な縄文遺跡、「宮畑遺跡」がある。
その地に昨年8月「じょーもぴあ宮畑 」という史跡公園が完成して一般公開されることになったのだが、その数年前から公園のPRを兼ねて何か新しい企画をということで、縁あって私もその企画組織の一員に混ぜてもらった。
宮畑遺跡には、2つの大きな謎がある。
それは直径90センチもの巨大な柱跡と、約半数もの「焼かれた家」である。
この「謎」をテーマにした小説や漫画を募集してはどうか、というアイデアは最初私が言いだしたと思う。
「五十円玉二十枚の謎/創元推理文庫 」という本がヒントである。
結構思い切った企画だったが、紆余曲折の末に実現することになり、「宮畑ミステリー大賞」という名称で1年がかりで作品募集をしたのだ。
http://www.gendaishorin.co.jp/news/n8333.html
ちなみに上記HPにある動画「宮畑ミステリー大賞」~宮畑遺跡にまつわる「2つの大きな謎(ミステリー)とは?」で、謎について解説しているのは私です・・・。
これが思いもよらず全国から150近い作品が集まった。
厳正な審査を行い、昨年8月の公園オープンに合わせて入賞作品を発表した。
さらに企画は展開し、この入賞作のうち7作をまとめた本がこのたび完成したのである。
題して「縄文4000年の謎に挑む」(じょーもぴあ活用推進協議会編/現代書林刊)
1月21日(木曜日)より全国で発売となるが、店長に審査員を努めていただいた東京江戸川区の書店「読書のすすめ」さんでは特別先行発売している。
↓↓「本のソムリエ」読書のすすめ・清水店長のブログでの紹介
http://ameblo.jp/dokusume/entry-12115227300.html
この本がヒットすれば、宮畑遺跡や縄文の謎に興味をもって福島に足を運ぶ人も出てくるはずだ。
応募作品が多かっただけあって、選ばれた作品はかなり面白い!
ミステリ好きで年に何十冊も読む私が読んでも、十分満足出来た本であった。
同じ謎をテーマにしても、こんないろんな切り口があるのか!と発想のヒントにもなると思う。
ぜひぜひ多くの方に読み頂きたい。
先行発売中の「読書のすすめ」さんからの購入はこちら
http://dokusume.com/modules/store/index.php?main_page=product_info&products_id=6033
本の刊行記念して、審査員をしていただいた佐藤秀峰氏・清水克衛氏のトークショーを八重洲ブックセンターで開催します!