当社には「こまめ君」というオリジナルキャラクターがあり (プロフィール参照）、現場の看板や、掲示物にいろいろ登場する。
いろんな場で「寿建設さんの看板はいつもきれいでいいねえ。あのタヌキのキャラクターも目立つしね」などと言われるのだが、「あのキャラクターはモグラで、しかも描いたのは私！失礼な！」というやりとりを何度したことか。
そもそもは昭和５０年代後半頃に、当社で野球のユニフォームを作ることになり、前社長から胸に載せるチームのロゴマークのデザインを私（当時高校生？）が頼まれたのである。
チーム名は、地下を掘る「モグラ」を英語にした「ＭＯＬＥＳ」。
手書きで「ＭＯＬＥＳ」のロゴマークをデザインしたのだが、遊び心で最後「Ｓ」の部分を口に見立ててモグラのイラストを入れた。
このモグラが、こまめ君のが原型である。
いつの間にかこのモグラの絵を使って社内でキャラクター展開することになり、その頃私は福島にいなかったのだが、「こういう姿であのモグラの絵を描いてくれ」と依頼が時々あって、イラストを描いて会社に送った記憶がある。
そしてイラストの作者は知らない間に「こまめ君」としてキャラクターになっていたのである。
安全啓蒙のポスターになったり、ヘルメットに貼るシールになったり、プランターに貼られたり、いろいろ展開された。
平成７年に私が入社して間もなくの頃、他社とは違う工事看板を作ろうということになって、新たなこまめ君イラストを描いた。
３００ｍ先工事中に指３本、２００ｍ先で指２本に折りという風に、しかも顔をだんだん横に向けていく、というパラパラ漫画のような仕掛けを考えてみた。
今思えば結構面白いアイデアである。
これを設置してしばらくして、隣県でほぼ同じような看板が出たことも覚えている。
建設業のイメージアップや「見える化」をする際に、このような遊び心は大事だと思う。
当社では社員がいろいろ工夫してこのオリジナルキャラクター・こまめ君を使った掲示物をそれぞれの発想で展開しているので、現場の景色がにぎやかになってとてもよいと思っている。
各現場でのこまめ君の展開例はこちら
http://www.kotobuki-c.net/komamekun/top.html##
イラストのパターンが決まってきたので、去年新たなこまめ君を描こうとチャレンジしたが、長年の筆不精のせいで全然描けなかった。
そこで比較的タッチが近い、友人のイラストレーターさんに描いていただいた・・・。やはりプロは違う！
http://sakura-miyuki.jugem.jp/?eid=1654