去年、聞こえてきたお母さんたちの立ち話。
「(息子)インフルエンザやってん。でもすぐ熱下がったわ」
「わーーじゃあ休んでたんやー。家で見てるの大変やったやろー」
「学校に報告なんてしてないよ。元気やのに休まなあかんやん。地獄やん」
「でも…身体弱い子もおるやん」
「そんなん言うたって、どこ行ってもインフルエンザおるやん。休ませたって一緒よ」
「えーーそれは…」
「学校休んだらディ(サービス)も行かれへんのやで。無理無理。どっちみち流行るんやから、身体弱い子は休んだらええのよって思う」
疾患がなく多動がある自閉のお子さんは、元気なんですよね。
熱が下がったら親が家で見てるの大変なの、理解は出来ます。
ちなみにこの会話、登場人物は2人ではありません。
「インフルエンザでも報告せずに熱が下がったら学校に行かせる」という親の方が複数でした。
赤信号みんなで渡れば…的な、集団心理もあるんでしょうか。
「みんなやってるから」という感じですかね。
法律には反してないのが厄介よね。
飲酒運転と同じ位、危険で迷惑な行為だと私は思うけどね。
疾患なかったら、理解されないんだろうね。
「学校休んだらディサービス行けない」ってことは、ディサービスにも行かせてるのよね。
その辺のショッピングモールにもいるんでしょうね。
そりゃね、インフルエンザも全国的に流行りますよ。
笑ってるのはインフルエンザの薬と予防接種の製薬会社だけですね。
肢体(病弱)と知的の学校が分かれてないタイプの支援学校は、良い所が多いのですが
感染症に対しての意識は、世界がまるで違います。
「病院でインフルエンザと診断されてるのに学校に登校させたら罰金50万」
「インフルエンザの診断をした病院の先生は、学校に報告義務がある」
とかにしたら、どうでしょう??(笑)
まぁ、疾患がある子どもの親ですから、そういう事考えちゃいますよね。
じゃあ病院に行かない!と、なるんでしょうけど。
病院に行かなかったら、薬も飲めないから熱は長引きますよね。
熱があったら、さすがに出てこれないよね。
と、意地悪なことを考えたくなります。
何度も言うけど「インフルエンザになるな」とは言ってない。
インフルエンザなのに、インフルエンザかも知れないのに、集団に悪びれもなく入ろうとしないで欲しい。
「昨日登校させてたんだけど、今日発熱してインフルエンザだったの」と、その日からその子が休んでも移ってる場合がある。
でも「インフルエンザだったけど、熱が下がって元気だったから」と登校させた子から移ってる場合と
気持ちがまるで違う。
単独事故と巻き込み事故くらい違う。
ドラベ症候群の子は見た目が元気だから、分かって貰えないだろうけど
一瞬で取り返しがつかないこともある。
こういう親がいらっしゃるので、申し訳ないけど
「小学部の教員がインフルエンザ発症しました」と連絡がありましたので、流行るのは時間の問題と思い
現在、学校休ませております。
ご了承ください。
過保護です、神経質です、毒親です、開き直っています。
えぇ、誰にも分かってもらえなくても良いです。
主治医は分かってくれましたけど。
「休ませてるんです」「え?どうした?」「学校でインフルエンザが…」「あ、その方がいいね」とあっさり。
外来も、お友だちのお母さんに頼んで、車でことぶきと待ってて貰って行ってきました。
そのお母さんは、黒ニンニクと甘酒とR1ヨーグルト買うって言ってました(笑)
登校させている親も、何もボーッと登校させてる訳じゃない。
怖い、怖い、と脅えながら、やれることはやって登校させているのです。
「風邪を引いても休めない人へ」の風邪薬のCMやめてくれ。
風邪を引いたら休める日本にしてくれ。
休めない仕事があるのも理解してるけど
回りまわって、インフルエンザが近づいてくるから
休まないで仕事するのが当たり前の世の中にしないでくれーーー。
と、疾患のある子どもを持つ親は思っております。
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