世の中のお父さん。
てんかん薬は、診察の度に量や種類が変わることあります。
朝と晩で、量や種類が違うこともよくあります。
奥さんが『はい、これよろしくね』と、用意したお薬セットを使って
ただ子供に飲ませるだけで
『僕ちゃん、子供に薬飲ませられたよぉ!』
では困ります。
家の中の、どこに薬が置いてあって
今、何をどれだけ飲んでいるのか。
母親も人間ですから、ちょっとしんどい時があります。
家事に手を抜いても、子供の世話は手は抜けず、ましてやてんかん薬は絶対に飲ませないといけませんから
『ごめん、今日は薬飲ませて欲しい』と、奥さんが頼んだときに
『え?どこにあるの?』『これは朝の分?夜の分?』『どれとどれ??』『3つで合ってる??』『オブラートはどこ??』『もう飲ませていいの?(←時間)』
しんどい時に、あれやこれや説明させるのは
『薬を飲ませること出来ます!』とは、言えません。
子供がトイレトレーニングの時に、ズボンとパンツを脱がせてあげて、トイレに連れていき、便座に座らせてあげて
『オシッコシーシー』と促して、やっとちょろちょろ出て
お尻を拭いて、パンツとズボンを履かせてあげて
『僕ちゃん、トイレ出来たーーー』と言ってる子供と、まったく同じことです。
奥さんから、日々、外来に行く話は聞いてますか?
薬の変更はなかったのか、気になりませんか?
我が子が頑張って飲んでる薬が、どこにどんな風に置いてあって、何時に飲ませていて
奥さんが今、突然『今日の夜の薬よろしく』と言うだけで
何も聞かずに、全部出来ますか??
毎日やってくれ、とは言いません。
完璧に出来るようになってくれ、とも言いません。
自分は出来るのか??と、疑問に思って欲しいです。
毎日毎日、休日も、奥さんが何気なくやってることを
ただ見てるだけじゃなくて、見て覚えるようにして下さい。
社会でも『教えてくれたらやる』は、仕事の出来ない男の台詞です。
ましてや育児に関しては『教えてくれたらやる』は
自分の子供なのに『やらなくても良い』と考えてるのと同じです。
子供の薬を飲ませることを『奥さんの手伝い』と思わないで下さい。
物理的に(時間や仕事で)、お父さんが毎日出来ない代わりに
『奥さんが子供に薬を飲ませている』と考えて頂いてちょうど良いかもです。
てんかん薬は、子供を守るために毎日忘れないように飲ませています。
2人の子供ですから、2人で子供を守って下さい。
隣の個室はパパの付き添いで、ほぼ完璧な付き添い具合です。私、かなり驚いております。どんだけ大変でも、愚痴1つママに言いません。素敵過ぎる。ここまでなってくれとは言わないから、せめて薬だけでも……←
ランキング参加しています。