枠にとらわれず
私たちは仕事を進めていく際に
ともすれば自分で自分の枠を決めてしまってはいないか
たとえば
ラジオのデザインにしても
元来
デザインは固定したものでないのだから
三角でも円でもよいはずなのに
ほとんど箱型である
このことに限らず
不思議なことに人間は自ら枠をつくり
その中に入ってしまうという悪い傾向がある
これも自己を保有する一つの行き方かもしれないが
窮屈な枠の中で窮屈なものの考え方をしていては
心の働きも鈍くなり
自由自在なよい智恵が出てくるものではない
ものにはいろいろな見方がある
時と場合に応じて自在に変えねばならない
そこにこそ発展が生まれるのである
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ