人情の機微を知る
人間の心というものは
なかなか理屈では割り切れない
理論的にはこうしたらいい
と考えられても
人心はむしろその反対に動くということもあろう
一面まことに厄介といえば厄介だが
しかし
やはりある種の方向というか
法則的なものがあるとも考えられる
そうしたものを
ある程度体得できるということが
人情の機微を知るということになるのだと思う
では
人情の機微を知るにはどうしたらいいか
それはやはり
いろいろな体験を通じて
多くの人びととふれあうことである
そうした経験に立ちつつ
常に素直な目で人間というものを見
その心の動きを知るということが大切だと思う
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)
松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ
|