物をつくる前に人をつくる
私は
ずっと以前でしたが
当時の年若き社員に
得意先から「松下電器は何をつくるところか」と
尋ねられたならば
「松下電器は人をつくるところでございます
あわせて電気製品をつくっております」と
こういうことを申せと言ったことがあります
その当時
私は事業は人にあり
人をまず養成しなければならない
人間として成長しない人を持つ事業は
成功するものではない
ということを感じており
ついそういう言葉が出たわけですが
そういう空気は当時の社員に浸透し
それが技術・資力・信用の貧弱さにもかかわらず
どこよりも会社を力強く進展させる大きな原動力となったと思うのです
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)
松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ
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