水道の水のように……
加工された水道の水は価値がある
今日
価値あるものを盗めばとがめられるのが常識だが
通行人が門口の水道の栓をひねって存分に飲んだとしても
とがめられたという話はきかない
直接
生命を維持する貴重な価値ある水でさえ
その量があまりに豊富であるゆえに許されるということは
われわれに何を教えるか
それは
すなわち生産者の使命は貴重なる生活物資を
水道の水の如く無尽蔵たらしめることである
いかに貴重なるものでも
量を多くして無代に等しい価格をもって提供することにある
われわれの経営の真の使命はまさにここにあると思うのである
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)
松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ
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