ご訪問ありがとうございます。
言語聴覚士の木村です。
福岡で行われた、都筑澄夫先生の吃音講習会終わりました。
夜の懇親会では、新鮮なイカ🦑が登場。
(実はイカが苦手ですが💦)
都筑先生の吃音治療は、間接法です。
低年齢のうちは環境調整法で、それを過ぎるとメンタルリハーサル法という手法を行います。
子どもの吃音の発生は、家族の関わり方が原因ではないけれど、
家庭内での関わり方を変えていくことで、
改善が見込まれます。
その方法が環境調整法です。
環境調整という言葉については、様々な解釈がありますが、徹底的に行うことが重要です。
環境調整がうまく行けば、子どもの言動の様子が変わります。
甘えが出て、攻撃性も出て来ます。
「うちの子、どうしちゃったの⁉︎」と最初はビックリしますが、
吃音の改善に不可欠な過程です。
攻撃性も家庭内から友達、園(学校)へと少しずつ拡がります。
自分を出せるようになることに大きな意味があり、その子の対人行動にも大きな変容が見られます。
最初はビックリして慌てていた保護者も、環境調整を始めるとラクになった、という方が多いです。
間接法で吃音を治すということは、
その子の考え方や行動そのものを変えて行き、
全体の成長を促すということになります。
どうやったら吃音をうまく隠せるか、または目立たせないか、というテクニックは使いません。
吃音のある方によると、話し始める前から頭の中で既に詰まっているそうです。
間接法で目指しているところは、頭の中で詰まるという状態の改善です。
言葉を話すということに関して、吃音のある人が、吃音のない人と同じような考えや行動を取れることを目指します。
前回の講習では理論編を学び、今回は実践編を学びました。
都筑先生からは、
「楽しみながら臨床を行ってください」
というお言葉をいただきました。
とても内容の濃い、充実した2日間でした。
ついでに、自分へのご褒美のワッフルのお写真も😊
読んでいただき、ありがとうございました。
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木村寿代
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