ことばがまだ出ていない時期には… | 相模原 ことばの相談室【結】~言語聴覚士のおうちサロン

相模原 ことばの相談室【結】~言語聴覚士のおうちサロン

言語聴覚士、公認心理師の木村です。
自宅で個別言語療法を行っています。
お子様の『かかりつけST』として、お役に立てるよう努力します。

ご訪問ありがとうございます。
言語聴覚士の木村ですニコニコ

言語療法で目指していることは、『コミュニケーションをよりスムーズに行うこと』です。
そのため、「ことばを話すこと」に特化しているわけでなありません。
 
まずは、相手に思いを伝える方法を身につける、そして伝わったという成功体験を重ねる、それがさらにコミュニケーションの意欲になり、コミュニケーションの方法も分化してくることが期待できます。その先に、ことばが増えるということが考えられます。

単語がまだ出ていないようなら、ベビーサインのようなものを応用するのも良いですねニコニコ
「じゃあ、ベビーサインの教室に通わなきゃ」と、難しく考えなくても大丈夫です。誰がみてもわかりやすいジェスチャーを使うのが基本ですからね。

バナナであれば皮をむくしぐさ、車はハンドルを動かすマネ、ゾウさんは長い鼻を表したり、ネコは招き猫の手のかっこう、などお母様の自作サインで大丈夫です。

まずは実物や絵本で見た時にそのサインをしてみせて、お子様がマネするように促してください。だんだんマネだけでなく、それを見た時に自分でサインで表現するようになります。
それが出てくると、ジェスチャーによるネーミング行為なのでお子様も表現するのが嬉しくなっていますよ。
ことばが出るまでの時期にサインを使うのは、言語発達的にみてもコミュニケーションの観点からみてもとても効果的だと思います。
時々、『サインばかり使うとしゃべらなくなるんじゃないか?』と心配される方もいらっしゃいますが、『積極的に取り入れたところ、ことばの出現に効果があった』と経験しているSTもたくさんいます。

ただし、サインが誰にでも適しているというわけではありません。
大人の表情やサインに注目しにくいお子様には、向いていないかもしれません。その場合は、写真やカード、実物を使ったほうがスムーズにいくこともあります。
それについては、また別に詳しく書きますね。
色々な方法でコミュニケーションを取って、お子様との時間を楽しんでくださいね

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現在2~8歳のお子様にご利用いただいております。
初回カウンセリングでは、お子様の現状を把握し、ことばの遅れになる原因を探り、アプローチの方法や指導内容をお伝えします。
定期指導ではことばの相談だけでなく、日常生活でのかかわり方や発達を促すアドバイスを致します。
初回相談だけでも大歓迎です。

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